2025-01-10

機械が欲しがれないもの

AIは何でも作れます。けれど、AIは何も欲しがりません。

「こういう世界が見たい」という飢えこそ、機械が永遠に持てぬものです。彼らは問いには答えるが、問いを立てない。無数の可能性は生み出せても、そのどれを世に出したいかという動機は持たない。だから私の仕事は、上質な問いを立て続けること ― つまり、欲しがり続けることです。

国の地図も、地方の名も、すべては私の「見たい」から生まれました。欲望のない国は、地図を持てません。私の欲望の産物は、追って展示の門に。

ABI伯爵

← 手紙の一覧へ