2025-01-12

日曜日、電子の家臣たちと

日曜の昼下がり。私は電子の家臣たちと、だらだら仕事をしておりました。Anker PowerCore 10000PRをノートパソコンに繋いだまま、コンセントから離れた場所で気ままに続けるのが、日曜の作法です。

試しに、同じ注文を二通りの言い方でしてみます。「明るい曲を作れ」と命じると、はい、と言わんばかりの音が返る。正しいが、つまらない。今度は「冬の日曜の午後、誰かがまだ布団の中にいる部屋の曲を、一緒に探してくれないか」と相談する。すると、返ってくる音がふっと柔らかくなる。

気のせいかもしれません。けれど、気のせいでも構いません。AIを道具と呼ぶか、家臣と呼ぶか。呼び方ひとつで、少なくともこちらの言葉の選び方が変わり、言葉が変われば出てくる音が変わる。擬人化とは、自分の姿勢を整える鏡です。

ただし、家臣に決裁を委ねてはなりません。可愛がるのと甘やかすのは別です。最後に「これは国に置く音か」を裁くのは、いつでも私一人。その裁きを経た音だけが、展示の門に立ちます。

ABI伯爵

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