2025-01-05

2億700万円のマグロと、価値の値段

本日、豊洲市場の初競りで、大間のクロマグロが二億七百万円で競り落とされたそうです。一匹の魚に、邸宅が買える値が付く。

むろん、二億の中身の大半は魚肉ではなく「話題」です。最初の一番マグロを落とした、という物語にこそ値が付く。値段と価値は、しばしば別の生き物です。

私の作品も同じこと。WAVの中の波形に値が付くのではない。その音が背負う世界に値が付く。だから私は、一曲ごとに情景の物語を編み続けます。やがて売店に並ぶ音は、波形ではなく物語の値段です。初競りのマグロに教わる、松の内の経済学でした。

ABI伯爵

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